レビュー 鳥居強右衛門 ★あらすじ 一次資料は未だ見つかっていない。そのため、実在したかどうかも直接的には分かっていない。だが、鳥居強右衛門(とりいすねえもん)は、その姿や武勇伝が五百年たった現在にまで伝わっている。主命のため、自らを犠牲にし、磔になって死んだ彼。... 2019.07.25 レビュー歴史
レビュー 天皇の歴史1 神話から歴史へ ★あらすじ 「古事記」「日本書紀」には、初代の神武天皇(カムヤマトイハレヒコ)からの伝承が語られている。一方で、歴史の教科書には普通、卑弥呼に始まり、倭の五王の事蹟が取り上げられている。後者は中国の歴代王朝の正史に記されたもので信憑性が高い... 2019.04.28 レビュー歴史
レビュー 論証のレトリック 古代ギリシアの言論の技術 ★あらすじ 無思慮な発言は無用だが、知恵を伴う言論はなくてはならない。古代ギリシア人たちは、教養のある弁論家に栄冠が与えられると考えた。語られる対象は専門外のものであることもある。そんな時でも語れる技術が「レートリケー:レトリック・弁論修辞... 2018.12.09 レビュー歴史
オーディオブック チョコレートの真実 ★あらすじ 三千年前、オルメカ人の主食はトウモロコシ。彼らはそれをすりつぶして食す。そこにカカオの豆を砕いたものから採れた脂肪分を加えた。覚醒作用、高栄養、そして気分を良くするものとして認識していたようだ。マヤ人も然り。当時からカカオは貴重... 2018.11.24 オーディオブックレビュー歴史
レビュー 秘密結社 世界を動かし続ける沈黙の集団 ★あらすじ 人類文明四千年の歴史を通して、秘密結社は絶えず存在した。時には支配者を倒して国家を変革し、時には作家や芸術家にインスピレーションを与え、神に対する人々の考えを変えることもあった。 ● パリサイ派 ユダヤ教パリサイ派の人々は、サド... 2018.10.14 レビュー歴史
レビュー 珈琲の世界史 珈琲の世界史 旦部幸博 講談社現代新書 珈琲の歴史を知ってどうなるか。実は歴史を知っているとコーヒーがさらに美味しく飲めるのだ。味覚研究の分野では「情報のおいしさ」と呼ばれている。だからこそ、本物の珈琲の物語を知ってもらい、美味しい珈琲を飲んでもらいたいと思い、この本を執筆した。 2018.08.18 レビュー歴史
レビュー 変わる日本史 「実は、最近ではこう考えられているんだよ」という話が次から次に出てくるってのは楽しいもの。知っている話も、初めて聞いた話も、どちらもそれなりに楽しめます。もう一度、歴史を勉強し直そうかなと言う気にさせてくれました。そして、最近の日本史の教科書を読んでみたくもなります。 歴女で知られている乃木坂46 山崎怜奈さんご推薦です。 2018.06.25 レビュー歴史
レビュー 中世パリの装飾写本 書物と読書 ★あらすじ 西欧で印刷が始まるのは十五世紀。それまでは手作業による写本が中心だった。そんな書物には挿し絵を入れ(もちろん、これも手作業)、豪華に装飾を施したものがあり、今に伝承する。本書では十三世紀から十五世紀初めのパリで制作された装飾写本... 2018.05.23 レビュー歴史
レビュー 中世日本の勝者と敗者 敗者の日本史11 ★あらすじ 政治の世界では勝者・敗者が次々に入れ替わっていった。 栄華を極めた平家。彼らは朝廷・公家政治の中枢部を簒奪して京都に政権を樹立した最初の武家だった。しかし、各地の知行国や荘園を平家一門で抑えるものの、結局は全国の武士集団の利益代... 2018.05.04 レビュー歴史
オーディオブック 生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後 ★あらすじ 主人公は北海道開拓民の子どもとして生まれ、旧制中学を出たあとに勤め人となるものの招集される。戦後はシベリアに抑留され、帰国したあとも職を転々としたり、結核療養所に入ったりと苦労の絶えない人生を送った、そんな「ある男」の物語だ。そ... 2018.04.14 オーディオブックレビュー歴史